技術解説

勤怠×シフト×申請の例外設計

勤怠・シフト・各種申請(休暇・残業・直行直帰)を一つの仕組みにまとめるとき、例外の扱いを先に決めないと現場が別表に戻ります。例外設計の考え方を図で整理しました。

技術解説

勤怠の例外設計

シフトと申請をつなぐ

この記事でわかること

  • 勤怠・シフト・申請が分断されると起きる問題がわかる
  • 例外パターン(残業・休暇・直行直帰・修正)の設計の入口がわかる
  • 承認フローと集計のつなぎ方がわかる

執筆

藤原 寿暉斗

CTO

技術全般を統括。Webシステム開発からRAG・LLM統合まで、先端技術を実務に落とし込むアーキテクチャ設計を担う。

分断されると何が起きるか

シフトはExcel、勤怠は別ツール、休暇申請は紙——この状態だと、承認のたびに転記が発生し、月末の集計でミスが出やすくなります。

別管理 / 一体設計

別管理

シフトと実績がズレる
申請の転記作業
承認漏れ

一体設計

シフト→実績→申請が連動
承認が1か所
集計が自動

例外パターンの設計

例外は「種類」と「承認者」で整理します。次の4パターンが大半を占めるので、ここから設計を始めると現場に近づきます。

主な例外パターン
残業・早出シフト外の勤務
休暇・欠勤有給・特別休暇
直行・直帰打刻なしの勤務
打刻修正忘れ・誤打刻の訂正
  • 各パターンの申請者・承認者・期限を決める
  • シフトと矛盾する申請の扱い(上書きか警告か)を決める
  • 却下・差し戻しのフローを決める

承認と集計のつなぎ方

申請が承認されたら、勤怠実績に自動反映される設計が理想です。手動での転記が残ると、結局Excelに戻りやすくなります。

申請から集計まで
  1. 01

    申請

    現場がスマホ・PCから提出

  2. 02

    承認

    管理者が確認・確定

  3. 03

    実績反映

    勤怠データに自動で反映

  4. 04

    集計

    月末の締め処理が自動

よくある質問

勤怠・シフト・申請は別システムでもよいですか?

小規模なら可能です。ただ、シフトと実績・申請が連動しないと、承認漏れや集計ミスが起きやすくなります。一体設計か、最低限データ同期の設計が望ましいです。

例外はどこまでシステム化すべきですか?

月に数回以上発生する例外(残業・休暇・直行直帰・打刻修正)はシステム化の対象にします。年に数回の特殊ケースは、管理者の手修正で足す設計でもよいです。

承認フローは複雑にすべきですか?

いいえ。現場の管理者→部門長の2段階程度が定着しやすいです。多段承認は漏れと遅延のもとになりやすいので、本当に必要な場合だけ入れます。

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