技術解説

kintone・Excel・フルスクラッチ、業務システムの選び方

社内の業務整理では、kintone・Excelの延長・フルスクラッチの3択がよく出ます。それぞれ向く場面と、選び方の軸を図で整理しました。

技術解説

3つの選び方

kintone/Excel/開発

この記事でわかること

  • kintone・Excel・フルスクラッチそれぞれ向く場面がわかる
  • 選定で見るべき4つの軸(変更頻度・連携・権限・人数)が整理できる
  • 段階的に移行する進め方がイメージできる

執筆

藤原 寿暉斗

CTO

技術全般を統括。Webシステム開発からRAG・LLM統合まで、先端技術を実務に落とし込むアーキテクチャ設計を担う。

3つの選択肢のイメージ

「安く早く」だけで選ぶと、あとから作り直しが発生しやすいです。

業務の変更頻度、他システムとの連携、誰がどこまで触るか、を軸に比較するのがおすすめです。

向きやすい場面

Excel/kintone向き

  • 社内の台帳・申請
  • 変更はあるが急激ではない
  • 標準の権限で足りる

フルスクラッチ向き

  • コア業務の本番システム
  • 複雑な連携・独自UI
  • 細かい権限・大量データ

選ぶときの4つの軸

次の4つを社内で一枚にまとめると、見積やベンダー比較の前提が揃います。

比較の4軸
  1. 01

    変更頻度

    ルールや項目がどれだけ変わるか

  2. 02

    連携

    会計・基幹・外部APIの必要性

  3. 03

    権限

    部署・役割ごとの見え方

  4. 04

    利用人数

    同時利用・モバイルの要否

段階的に移行する

いきなり全部作り直す必要はありません。Excel → kintone → 必要部分だけ開発、という積み方もよくあります。

各段階で「何が解消されたか」を確認してから次に進むと、投資対効果が説明しやすくなります。

段階移行の例
Excelで棚卸し痛い所を特定
kintoneで試す申請・台帳を移す
足りない所だけ開発連携・独自画面

よくある質問

kintoneとフルスクラッチは、どう使い分けますか?

フォームと一覧で回せる業務・変更が比較的少ない・社内の権限で足りる、ならkintoneが向きます。外部サービスとの複雑な連携・独自の画面・大量データ・細かい権限が必要なら、フルスクラッチや部分開発の検討になります。

Excelのまま続けるのはいつまでアリですか?

担当者が限られ、更新頻度が低く、ミスのコストが小さい間はアリです。複数人で同時編集・承認フロー・履歴が必要になったら、次の段階を検討するタイミングです。

最初からフルスクラッチにすべきケースは?

コア業務そのものがシステム化の対象で、将来の拡張が最初から見えている場合です。それ以外は、kintoneや既存SaaSで試してから足す方が、失敗コストを抑えやすいです。

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